VOX Cambridge 30 Reverbの修理。
どうも、岩井です。
よく飲みに行くバーでジャンクアンプを貰いました。
VOX Cambridge 30 Reverbというアンプです。
プリ部が真空管、パワーがソリッドのアンプで12AX7を一本使用します。
このアンプの状態に関する情報は
「なんか出音がおかしい」
という一言だけでした。
直します。
このアンプは2バンドEQの2chで
リバーブとトレモロにはスイッチは無く、ツマミを上げれば機能するという構造です。
このアンプについて検索すると、トレモロのフォトカプラが壊れて出音がおかしくなるという症状がよく出るそうです。
いわばこのアンプの持病のようなものですね。
YouTubeでは海外の方の修理動画が何本かヒットしました。
多分これもそうなんじゃね?という算段です。
音を出してみたところ、出音がチャンネルに関わらずブチブチというかバリバリ鳴ります。
とりあえずフォトカプラを交換してみましょう。
ギャレットオーディオ
にてVTL5C3というフォトカプラを購入しました。
分解して換装します。
アンプの分解時にはコンセントを抜くことはもちろん、できれば絶縁素材の手袋をしましょう。
電源に繋がっていなくてもコンデンサに電荷が残っており、感電する可能性があります。
岩井はこのアンプの修理で1回感電しましたw(何わろとんねん)
アンプの基板には電子部品の記号や、極性の指示などがプリントされていました。
その通り組み込めばいいので簡単ですね。
結果、フォトカプラの交換だけでこのアンプは正常に動作するようになりました。
しかし外部からの電磁波などのノイズを受けやすい感じだったので動画の撮影後、アンプで基板の周りを囲う箱になっている部分にアルミテープを貼り付け、アースに繋いでシールディングをしてやるとかなりノイズが減りました。
VOXの30Wコンボアンプ、めちゃくちゃいいです。
2バンドEQの効き方も非常に扱いやすく
ギラギラしたサウンドも低音を強調したサウンドも心地よく出てくれます。
今もこのアンプは我が家のメインアンプとして活躍しています。
リバーブやトレモロを省いて1ch仕様にしてヘッドアンプとしてこのアンプのクローンを作ってもいいな、と思っているぐらいです。
またいつか作るかもしれませんので、その時の記事をお楽しみに。