キマイラギターズ・マガジン

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オリジナルピックガードの製作

どうも岩井です。

 

皆さんは「ゴールデンバット」という煙草をご存じだろうか。

1906年に登場し、芥川龍之介太宰治も愛煙した歴史のある紙巻き煙草である。

 

そんなゴールデンバットは2019年に廃版となり、現在は北海道限定でシガーとなって販売されている。

 

岩井も愛煙していた。

廃版から3年が経った今も家に「特別なときに吸う用」と「棺桶に入れてもらう用」として2箱確保している。

 

こんな所でゴールデンバットの歴史を途絶えさせてはいけない。

そう考えた岩井はゴールデンバットのパッケージデザインをあしらったピックガードを製作し、自らの愛器であるジャガーにマウントすることを決意したのである…!!!

 

ピックガードを製作する際、工房やリペアショップでは

「塩ビ版やMDF板でテンプレートを作り、それをガイドとしてトリマーでピックガード材を切削して作る」

といった製作方法が主流である。

 

それを自宅でやってしまおうというのである。

 

ベースとなる素材はホームセンターで売っていた黄色い塩ビ板。

厚みは1.5mm(だったと思う)。

 

この程度の厚さであればハサミでラフカットができてしまう。

それを元のピックガードに両面テープで張り付け、ベアリング付きビットをつけたトリマーでサラっていく。

どんなもんじゃい!!!!!!

 

ネックポケット、メタルプレートとの継ぎ目、どこをとっても完璧な仕上がり。

 

ここにゴールデンバットの実際のパッケージを貼り付けていくので、足つけとして400番のスポンジヤスリで面を荒らしておく。

 

ゴールデンバットのパッケージからエンブレムと上部のテープを切り取る。

形を確実にそろえるためにアルミの薄板でテンプレートを作り、それをガイドにナイフで切り取った。

これを水で薄めたタイトボンドを使って塩ビ版に張り付けていく。

 

そして表面保護のために水性ニスを刷毛塗りし、ビス穴を開けて皿取り、マウントすれば完成。

 

はい、優勝。

俺のギターが世界で一番格好いいことがこの瞬間決定づけられました。

 

優勝したのでビール飲んで寝ます。